【ドラポブログ】白のクイーン問題への対応に見る運営の問題点と今後の懸念。

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ヒースです。


前回の記事『【ドラポブログ】運営のやる気を疑う種族チェス3種全部バグを受けてどう考えるか。』にて、種族チェス3種すべてに不具合が生じていた件、その中で特に白のクイーンの不具合の重大さを取り上げた。
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ドラポの新カードリリースに際し、事前に挙動テストやテキストのクロスチェックをしているのかしていないのか、残念ながらそれは中の人にしかわからない。


あたりまえのように超単純なミスを繰り返しているところを見ると、スキルを考えて、他のカードとのバランスで際立って突出しない限りはなんでもGOというスタンスと予測できるが、企画と実装と運営が同一グループ(3〜5名)という超小規模でコストをかけずにやっているのなら、そんな運営スタイルになってしまっても仕方がないのかもしれない。


だが、少人数でやっているからといって、不具合を多発していいなんて免罪符はないし、不具合をなかったことにしたり、バランスの悪いお詫びをしてやり過ごせばいいということもない。



今回の不具合への対応とその顛末に関しては、思うところがあるので書き残しておこうと思う。

目次

白のクイーンの不具合とは?

ドラポ お知らせ 白のクイーン 不具合


繰り返しになってしまうので詳細は昨日の記事に任せるが、白のクイーンのメインスキルが斬スキルに対して、追加効果の全体HP回復がメインスキル扱いになっており、子分効果が発動してしまう不具合が起きてそれが修正された。


運営の弁明によると、ただ単に子分効果が発動するのが間違いだったので正しい挙動にしました、という簡単な対応だったのだが、この対応までに白のクイーンが実装された選抜ガチャから実に4日間が経過していた。

そのため、修正されるまでの間に効果を検証していた口コミが拡がり、いろいろな思惑があってガチャを回して白のクイーンを手に入れようとする人が続出した。

ぶっ壊れの可能性もあるし、まさに致命的な不具合の可能性もあったからだ。


結果としては、ただ単に弱体化(ナーフとも言う)しただけに終わり、詫び石は5個と”運営がたいしたことだと思わない状態”で終了しかけた。


当然のように運営に凸激したり、AppleやGoogleに返金要請したりと、不利益を被った行動を起こされることになる。


結果、丸1日程度経過してから、スキルの弱体化はそのままにするので、弱体前の白のクイーンが欲しかった人たちに対して、以下の補償を行うことになった。

白のクイーン不具合の補償

要約すると、以下の4点。


①森選抜を引いた分の竜石は全部返還します。


②11連ガチャは森の欲しさが1/3なので、40個の1/3の14個を返還します。


③騒動のお詫びに全員に竜石5個配ります。


④白のクイーンへの進化が嫌だったら無償で黒のクイーンに交換します。



この対応は不具合の状況からは相応と言いたいところであるが、実質的な『ゴネ得』となっている。

不具合の補償としてはバランスが悪く、かなり過剰な対応となっている。


ここにもひとつ大きな問題をはらんでいる。

白のクイーン不具合対応の大きな問題点


ずばり、竜石の返還の部分。


過去、スキル修正を巡っては創奇のラティオ、桜井メイル&ロールで同様のドタバタ劇を演じている。

ともに、最終的には運営が想定していなかったスキル効果に決着し、強めのスキルとして完成された。


詫び石の数は膨大となり、該当カードを引こうが引くまいが騒ぎに巻き込んだという形のお詫びとして配布された。



ところが、今回の白のクイーンの場合は、スキルが弱体化する形で決着したので、お詫びは騒動に巻き込んだ形ではなく、白のクイーンを”引く可能性のあった人”を対象に手厚く補償された。


妥当とも思えるし、過剰とも思える。

ガチャに回した竜石を全部返還するのであれば、形式上の決着は”なかったこと”になる。

でも、実際は引いたカードはそのままに、それが何回分であろうとガチャに回した竜石は全部戻ってくることになった。


白のクイーンが50%で手に入るガチャだったらこの対応でもいいのだが、今回は森選抜には新カードのチョコ忍さくらと打必中子分のシャオもいる。
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特に同時開催中のロックマンXコラボスペダンのボスが水打に弱く、水打最強のカードであるケイやデイジーの子分にシャオは適任であり、今回の優良ラインナップでシャオ目当てで引いた人もいるはずだ。


さくらがほしかろうがシャオがほしかろうがクイーンがほしかろうが、区別がつかないので森選抜を回した人へは竜石が全返還される。


白のクイーンの修正前のスキルが必要で森選抜ガチャを回した人以外は、元々のスキルに戻す修正では実質的に特になんの被害も受けていないはずだ。



であれば、運営の対応で妥当なのはただの補償ではなく、返品対応だったのではないだろうか?

白のクイーンを返品する


返品対応とはどういうことかというと、スキルが下方修正されたために要らなくなった場合に限り、白のクイーンを運営に返却することで黒のクイーンへの交換か、1枚あたり竜石150個(個数は仮)と育成状況に応じた素材やキーンを返却するというもの。


必要であれば交換に出す必要はないし、不要なら交換に出せばいい。

その上で、運営は全員に今回の騒動のお詫びを適量配布(1個でも5個でも10個でも)すれば充分だと思う。


ガチャで引いたカードはそのままに、引いた分の竜石を全部返還する今回の対応だと、完全に引いたもの勝ちだ。

特に運営に凸激していれば完全にゴネ得だ。



家電でも食品でも、不良品を売りつけられればそれを持って怒鳴り込んで、購入金額はもとより、精神的被害だなんだとお詫びを求めるという行動もあると思う。

今書いたように、自分が買った証拠を突きつけて、それを返品することで購入金額の返金と、不良品を売られたお詫びを求めるのは何もおかしなことはない。


ということは、ドラポでも被害を受けたカードは手元にあるので、それを運営に突きつけて「こんな弱体化されたカードは要らねーんだよ!! いいからガチャに使った竜石を全部返せよ!!!」と言うのはまったくもって普通のこと(過激度は人による)だ。


そう。


返品しよう。


食べ物のように返さないでもいいって言われるものもある。でも、ドラポはデータだから簡単に返せる。運営の手にかかれば、右上のバツボタンでも押したらスッと消えるんじゃないだろうか?

白のクイーン問題の対応を受けて思うこと


長々と書いてしまったが、白のクイーン問題は以下の対応だったら特に問題はなかった。


①不具合を確認した時点で選抜ガチャをすぐに休止し、お知らせで不具合があったこととその確認をしていることを告知する。

②不具合が確認できたら、下方修正になることを告知し、不具合に対してどのような補償をするかを告知する。

③希望者がいる場合は、下方修正の結果不要になったカードを返却することで相応の竜石と交換できることを提案する。

④不具合のあったスキル説明文を適切なものに修正し、休止していた選抜ガチャを再開する。



上記の流れの内いちばん大事なのは①であることは言わずもがなだ。

ここの運営は事前の告知の徹底という自らが出した約束を反故にしまくっているので、今回も反故にした結果大問題となった。



いいから、まず不具合があることを告知しろ。



仮に選抜ガチャを止められなかったとした場合は、不具合を告知したあとにはいかなる行為も補償の対象外であり、不正が見つかった場合はアカウント凍結する、というこれも自分で告知している重大な内容を再周知すればいい。


選抜ガチャで排出中のカードが絶賛不具合を抱えているのに告知も修正もガチャの中止もせずに、選抜最終日に唐突に不具合修正という名の下方修正をすれば、駆け込み需要を裏切る行為と思われて当然だ。

4日間も修正されなければ、そのまま修正されない可能性もあるからだ。


これは、運営が自分に有利なバグは放置、プレイヤーに有利なバグは即修正の原則により想定されてしまうもの。

過去トリプル合体がプレイヤー超有利だったがなかなか修正できなかった事例もあるので確実ではないが、プレイヤー有利なら即修正の実績が多いので、修正されない=不具合ではない、と思われるのは運営の自業自得によるものだ。



告知。

これに尽きる。


運営さん、なんで事前の告知の徹底をしないのかな?

すればいいだけだよ。



「現在開催中の選抜ガチャから排出される白のクイーンのスキルに予期せぬ不具合が発生している恐れがあります」

「不具合が修正されるまで選抜ガチャを中止にします。このお詫びに関しては後日発表します」

「白のクイーンのスキルで追加で発動する味方全体のHP回復の効果に子分スキルの効果が発動してしまっていましたが、子分スキルの効果が発動しないのが正しい挙動となります」

「つきまして、白のクイーンのスキルを正しい挙動へ修正させていただきます。もし、すでに白のクイーンを入手していて、今回の修正により不必要となった方は、運営まで連絡をいただければ黒のクイーン、または竜石150個と交換させていただきます」

白のクイーンの不具合対応のまとめ


今回の不具合対応は、森選抜をたくさん回して白のクイーンをたくさん集めようとした人にはとても効果的な対応となる。


白のクイーンが手に入っていれば、それをすべてタダで入手することができた。

もし手に入っていなくても、回した竜石はすべて戻ってくるのでなかったことになった。



上記の人たちは大変ラッキーでハッピーだ。

決着がつくまでに不安があったという点では精神的負荷の分の補償がないという解釈も可能だが、補償がない場合もあったことを考えればプラスになっているはず。




だが、今までにもスキルが上へ下へ修正されたカードもあり、そのすべてが同様の対応をされていないこともまた事実だ。

つまり、対応に差があり、対応の不公平が起こってしまっている。


これに関しては運営がどう対応するかがわからないため、文字通り運不運による。仕方ない。



そして、最強の問題が以下だ。


あまりにも適当な実装と、不具合への不適切な対応とバランスの悪い補償に、運営――ドラポを見限ってしまう人がまた増えることだ。


今回辛うじて救われたのは、白のクイーンのスキルが子分の乗る追加全体回復に戻らなかったところだ。

どうしてもスキルを弱い方向に調整したかった運営がそれを貫き通してくれたことはとても評価に値する。


一番最悪な『スキルは上方修正』『竜石全返還』が避けられただけでも、何人かの引退者が生まれることを避けることができたはずだ。



ドラポは集金体制に走るのはいいが、もっと慎重にことを運んでほしい。

今回大騒ぎになったことからわかるように、まだまだ選抜ガチャに課金をする人は相当多い。


せっかく課金をしてもらうなら、もっと気持ちよく課金ができるようにちゃんと整備をしてからいろいろなカードを実装してほしい。

1回で5枚も投入して、そのうち3枚で不具合を起こすくらいなら、1回に1枚ずつでもいいからちゃんと事前の確認を徹底したカードを投入してもらっても全然問題ないと思う。


逆に一気に集金に走られてしまうと、なにか裏の理由があるんじゃないかとつい邪推してしまう。



ドラポももうすぐ6周年を迎える。


最低でも事前の周知の徹底の約束だけは思い出してもらい、文字通り事前の周知の徹底をしてくれれば、それだけでいいんじゃないかとさえ思える。


さぁ、ドラポ運営は今回の不具合の発生とその初期対応のマズさ、最終対応のバランスの悪さをどう考えてくれるのだろう。


今回も最後まで読んでくれてありがとう!

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