ヒース(@heath_bryal)です。
第57弾スペダン『千夜一夜物語』の難易度選択時ミニストーリーについて。
眠れぬ王『シャフリヤール王』に素晴らしい冒険譚を聞かせて、穏やかに眠りについてもらうためシェヘラザードと我らドラパーが王にお話を聞かせることになった。
シンドバットの話、アラジンの話、アリババの話、そして――
ドラパー「小悪魔が姉の不在に勝手に衣装を借りパクして舞踏会を開催していたから、殴り込んで混乱させて、その隙に衣装も水着も化粧品も、ついでにその娘も持ち帰ってお仕置きしてやったんですよ」
王「ほほぅ……」
ドラパー「双子の巫女がライブをやるって噂が流れて行ってみたんですが、どうやらただ祈祷していただけだったから、姉妹揃って切ったり突いたりして、こちらも持ち帰ってやったんですよ」
王「興味深いが、貴様らは見た目通り極悪なやつだな」
ドラパー「静かな森が騒音被害って聞いたので向かってみたところ、何やら4重人格のエルフの娘が精霊を集めてリサイタルをしていたわけですよ。あまりにもうるさいから森を焼き討ちしてやって、ついでにそのエルフの娘も持ち帰ってやりました」
王「持ち帰ってばかりだな。ただ、興味は尽きないな」
ドラパー「我々よりもひどいやつもいるんですよ。霊園でドクロの妖怪が暴れまわってるって言うんで、事前の情報で我々を回復しながら盾を使ってくれる娘を連れて行ったんですよ。そうしたら、なんとその盾を張ったやつらだけがドクロの妖怪に皆殺しされたんです。あれはホント洒落にならなかった……」
王「ほほぅ……あくどい貴様らを出し抜くとは、相当の手練がいるようだな」
ドラパー「頭が大きい宇宙人が我々の世界を侵略するっていう話を聞いたので、逆にそいつらの星に行って侵略してきてやりました。我々は世界を救ったのです。今ではその侵略者を我々の子分として扱き使ってやってます」
王「貴様らが連れているその宇宙人がそうか。同じ顔が何人も見えるのは気のせいか……?」
ドラパー「街に変態仮面が現れたという通報を受けて、ちょっと怪しい警察や探偵とともにその変態仮面を追い詰めてやったんですよ。徹夜での追いかけっこでこっちもあっちも眠くて仕方なかったんですが、ついに捕まえたと思ったらすっかり逃げられてしまって」
王「情けない奴らだな。して、その後は?」
ドラパー「夏になってバカンスを満喫していたら、なんとその時の変態仮面がいたわけですよ。これは今度こそ捕まえてやろうと思って奮闘するも、またも逃げられてしまい、なんとも情けない話です……」
王「相性が悪かったようだな。しかし変態仮面とはな、まったくその姿が想像できぬ」
ドラパー「ちょっと話は変わりますが、10月の今はちょうどハロウィンイベントが毎週末に行われているんです」
王「はろうぃん? ……なんだ、それは?」
ドラパー「仮装をして耐久戦でお互い殴り合って、根負けしたほうがお持ち帰りさせるという、絶対に負けられない戦いのことです」
王「また持ち帰りか。貴様らそればかりだな」
ドラパー「王様も機会があればこの祭りに参加してはいかがでしょうか? たまに急所に攻撃が決まってすぐに持ち帰れるときなんかもあって、とっても気持ちがいいんですよ」
王「そこまで言われると興味がないと言ったら嘘になるな」
ドラパー「そのときに持ち帰った道化師は、あらゆる大会で我らの役に立っています。他の奴らは正直イマイチですが」
王「貴様らが持ち帰れるような奴らだ。所詮はたかが知れているというものだな」
ドラパー「王様はとても手厳しい。我々ももっと精進して心躍る冒険譚を用意して参ります」
王「もう夜明けだ。今宵はたのしませてもらった。また来るがいい」
今回も最後まで読んでくれてありがとう!
Twitterでもいろいろつぶやいたり他の方と絡んだりしていますので、よろしければフォローをお願いします。
コメント