ヒースです。
ドラパーのここ数年のたのしみのひとつであった『フェニックス』の覚醒解禁。
それが、まさかこんな残念な形で終了してしまうとは誰が予想し得ただろうか。
いや、みな薄々と感じていたのかもしれない。
「この運営ならやる」
……と。
フェニックスと朱雀
誰が言ったか「フェニックスがついに覚醒か! ……? 朱雀??」
突攻撃に加え、突の攻撃回数分味方全体を回復するという、まさに不死鳥の如く巻き返す優秀な火の鳥が生誕した。
そう、朱雀だ。
今や、突カードパックで確定購入できるくらい使われなくなったが、フェニックスがアレだったもので、しばらく使った人も多かったのではないだろうか。
そんな中、フェニックスは自己保身回復をやめることはなかった。
覚醒フェニックスのスペック
カードスペック
属性:火
スキル:回復
状態異常:なし
装備コスト:30
オーブスロット:5
種族:なし
HP:2746
攻撃力:1087
防御力:1346
親分スキル
メインスキル:自分のHP38%回復&攻バフ(175)
サブスキル①:追加で自分以外の味方全体HP15%回復
サブスキル②:HP20%減少毎に自分のHP回復量+4%&攻バフ威力+45
サブスキル③:スキル発動回数+1回毎に回復量+3%&攻バフ威力+15&自分以外の味方全体HP回復量UP(20〜40%)(最大3回)
子分スキル
メインスキル:回復スキル20UP
サブスキル:残HP50%以下時25UP、残HP15%以下時35UP
覚醒スキル
メインスキル:自分が麻痺時、このカードは麻痺の効果を受けない
覚醒フェニックスの評価
なんと言ったらいいのだろうか?
運営は、実装当初のドラポを忘れられないのかもしれない。
かのドラポの栄光の時代を。
パズドラと肩を並べ、アプリダウンロードランキングや売上ランキング上位に名を連ねていた、リリース1年目の輝かしいときを……
そんなドラポのリリースSS第1弾であり、図鑑SSトップのフェニックスが6年目で満を持して覚醒したのだが、なんたる残念覚醒か。
GOD化でもはしごを外され、覚醒進化でもかかってもいないはしごをまた外され、奈落の底に突き落とされたまま最初から拾われることもなく、ただの図鑑石5としての存在価値しかない不死鳥を哀れと言わずしてなんと言えばいいのだろうか。
なぜか、『自分の』というスキルを持つものはそのままになる可能性がかなり高い。
当初のスキルを大事にしすぎだ。
もう何年経ったと思っているんだろう?
覚醒ドリアードがレスキュー回復から全体回復スキルへと華麗なる転身を果たした際には、ドラポの新時代の幕開けも予感されたものだ。
その後に追加されるカードは基本的に全体回復がメインとなり、覚醒進化を果たしたカードのみ相変わらず単体回復や単体複数回復や単体回復+追加全体回復という微妙な状態が続いた。
ピノコはまだしも、ヘラはフェニックスとまるで同じ道を辿っている(順番的にはフェニックスがヘラの道を辿っているが)
バフカードも同じで、やはり『自分の』とスキルに入ってしまうと残念覚醒の道を歩むしかないようだ。
では、フェニックスの実際のスキルはどうだろうか。
自分のHPを38〜65%回復し、攻バフが175〜400UPし、追加で味方全体を15〜40%回復する。
なんだかパッと数字だけを見れば強そうだが、『自分の』の呪縛は強い。
最大効果で自分だけHPがほぼ全快になり、バフも合体回避で+4以上だが自分だけ。
追加の全体回復も、スキルの発動回数が少ない内は15%とあまりにも少ない。
サブスキルなので子分スキルも合体スキルも乗らないので、本当の15%回復だ。
40%までいけばさすがに相当回復するが、フェニックスを3回発動するという機会がまるで考えられない。
「やっべー、死にそー! フェニックスのスキル発動だ!」
「……って、オイ! 合体吸うんじゃねー!!」
自分のHPが溢れんばかりに回復し、攻撃力が大底からTOPまで行きかねないほど上がる。
そう、ひとりだけ。
覚醒フェニックスのスキルはそんなスキルだ。
覚醒フェニックスのまとめ
ドラポ最初期のSSであり、覚醒解禁を最大限引っ張られて半ば『ネタ化』しているフェニックスの覚醒は、ゲーム内お知らせでも公式Twitteでもかなりもったいぶって実装されたのだが、いざ蓋を開けてみればまさかのガッカリな残念覚醒だった。
そして、何がいただけないかと言うと、こんなスキルにしたフェニックスを含んだセレクトガチャを何食わぬ顔で開催し、MAX50%のいつもどおりの確率で抽選したことだ。
回復MAXガチャでコノハナノサクヤやハイビスカス、ピオやキンマモンなどが引けたほうがよほどマシだ。
ハズレと思しきカードすら、フェニックスの前ではすべてアタリと言っても過言ではない。
ドラポ運営も一律一辺倒で新規覚醒はセレクトガチャで実装、当選率はSS当選の50%、さらに3種類からどれかひとつという縛りを設けるのではなく、臨機応変にするとかできないのだろうか。
覚醒進化がすべて有用で、有用だからこそ当選しづらくして竜石を――ひいては現金をガッツリいただこうという姿勢なら悪くない。
もし覚醒シエットが金で買えるなら、もう手に入る可能性がないことに比べたらはるかに安いくらいじゃないだろうか?
フェニックス程度の、ないよりはあったほうがいい(図鑑的に)レベルのカードは、覚醒カードパックを実装してそちらで竜石40個くらいで販売したほうが良心的であり、誠意ある対応だと思う。
どれもこれもみな課金をしてくれると思っているのだろうか?
そして、実際課金されてしまっているのだろうか?
プレイヤーも運営に対して「NO」と言うべきときは「NO」と言うべきじゃないのか。
GOD解禁時の毎週の盛り上がりに対して、覚醒解禁はドラパーの反応が薄いと感じている。
運営ももう課金重視で覚醒進化は適当に消化している感もある。
覚醒進化は長く続けている人ほどたのしみにしている要素なので、「なんだクソ覚醒じゃねーか(笑)」と言っていられるのもそんなに長くないかもしれない。
フェニックスの覚醒で最古参や古参の何かに触れてしまった可能性も0じゃないだろうし、もしかしたら相当な溝を彫り込んだかもしれない。
ドラポ運営は、どうやればドラポを長く、プレイヤーが毎日たのしんでプレイできるかをもっと真剣に考えたほうがいい。
フェニックスの覚醒はその試金石になったと考えるのが妥当だろう。
不死鳥よ、永遠なれ。
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コメント
コメント一覧 (1件)
発動回数で増減が出来るんなら、
『全体回復、発動回数に応じて減少』
とか出来ると思うんですけどねえ。
増やすことしか考えられないのか。